はじめに
ではでは今回は
「積算シリーズの第3回 入札」を解説していきます^^
このシリーズは、全3回で解説しているコンテンツになっており
今回は最終回の第3回として「入札」を解説していきます
全3本のコンテンツを通して読んで観ていただくとより理解が深まる内容になってますのでまだの方は下記↓から覗いてみてください
という今までの2回の解説を踏まえてこんかいは
「入札」に関連する下記の3項目を解説していきます!
⑥実行予算
⑦入札
⑧落札
いやいやまってくださいよ
発注者によって入札のやり方がちがうのでは?
なるほど良い疑問ですね(^^♪
その回答ですが
もちろん発注者によって入札方法の違いはありますね
でも入札にむけて行う作業内容の本質的な部分は同じです
やっぱり
基本が大切です
なのでこの動画では基本にそって本質的な解説をおこなっていきます
例としては国土交通省発注の土木工事を想定して解説してますので汎用性はたかいと思います
一緒に勉強していきましょう♪
⑥実行予算
では「実行予算」から解説していきます
実行予算の本質は
参加している工事を落札するとどの程度利益が見込めるか?
これにつきますね
入札前なので概算でよいので必ず実行予算書を作成しましょう
これをすると積算している工事を受注すればどの程度の利益が見込めるか?
を数字で見える化できますね
実行予算を作成するうえで、参考になるブログとYouTubeを下記↓にはりつけておきますね
よければ覗いてみてください♪
いやいやまってくださいよ
積算してる時は時間ないですよっ!!!
まぁ確かに時間かけれないのはごもっともです(;^ω^)
なので「概算」で予算を組んでください
目的はどの程度の利益が見込めるか?を把握することです
入札前の貴重な時間をマネジメントしつつ作成しましょう
実行予算についてはもう1つありまして
NETIS工法や特殊な工法は値引き率が悪い
この意味ですが
土木工事積算基準書にのっていない工法が設計に組み込まれていると利益が出にくい傾向にあって
それは値引き率が悪いので設計価格と実際の価格(ネット価格)の差が少ない状況が予想できます
すなわち元請けとして旨みが少ないため
結果として利益が少なくなってくるのです
いやいやまってくださいよ
旨みがないのであれば入札に参加しませんわっ!!!
ぼくの回答としては
参加しないも1つの選択肢かなとわ思います
でもね
最近の工事は何かしら1つ程度はNETIS工法や特殊な工法が設計に計上されているイメージなんですよね
なので、そのような工事を避けていたら参加できる工事がなくなりますよ!
そこで
発想を少し変えて、NETIS工法や特殊工法を勉強するチャンスを考えて
利益が少ない分は授業料ととらえてスキルアップにつなげる思考をおススメします
施工中に工法の勉強会を開催して社員のスキルアップと工事点数UPへつながるようにする
そう考えると割高に感じる費用も社員教育費として相殺できる
と前向きにとらえてもらいたいですね(;^ω^)
⑦入札
ではつぎに⑦入札にいきますね
入札の中にも3つ小テーマがありますので順番に解説していきますね
最低制限価格はどのあたりになるか?
まず1つめの小テーマは
「最低制限価格はどのあたりになるのか?」ですが
国土交通省の方で定めている基準は下記↓の基準が定められています
この「最低制限価格」という呼び方は色々あります
発注者や地域によっては「調査基準価格」と言う場合もあり千差万別です
でも本質は同じなので落ち着いて思考すれば大丈夫です(;^ω^)
この最低制限価格の意味は
積算済みの予定価格を100%として最低制限価格が「92%」に設定していますって内容になります
いやいやまってくださいよ
上の表↑に「7.5/10~9.2/10」って書いてありますやん!!!
なるほど、ええ質問ですね(;^ω^)
そこで僕ぼくの回答ですが
ルール上は75%から92%の間が設定されていますが
詳細なルールを紐解いていくと92%以下で入札してしまった際はほぼ「失格」となります
全国的にみてもほぼ落札できていません
万が一落札できたとしても
「重点工事」として発注者側に扱われ
段階確認の回数が増加したなど多数のデメリットがあるので僕はおススメしません
なので最低制限価格は「92%」と認識してください
またこの最低制限価格は発注者ごとにかなり違います
なので必ず入札に参加する発注者が公表しているHPを確認してください
地方ではまだまだ「80%」「85%」も見受けられますのでご注意を!!!
金額はいくらで入札するか
つぎの小テーマは「金額はいくらで入札するか」ですが
入札前の会社員として一番大事なところですね^^
具体的にいうと社長などの上司に決済をとる作業になります
基本的なイメージは決済者が工事を俯瞰的に見れるように報告しましょう
報告する主な内容を下記↓6項目にまとめると
1.工事内容及び発注者が公表している事業の全体像
例:この工事は3か年計画の2年目で発注
2.配置予定技術者
例:実績と経験がある「〇〇さん」を配置予定
3.予定価格
例:¥〇〇〇,〇〇〇,〇〇〇
4.最低制限価格
例:¥〇〇〇,〇〇〇,〇〇〇
5.概算_実行予算
例:¥〇〇〇,〇〇〇,〇〇〇
例:△△%
6.積算担当としての希望する入札価格
例:¥〇〇〇,〇〇〇,〇〇〇
例:△△%
いやいやまってくださいよ
うちの会社とやり方がまったく違いますわっ!
なるほどっ!
まぁそこでぼくの回答ですが
もちろん会社によってやり方やシステムはいろいろですね(;^ω^)
いま解説したのは参考例です
ここの本質は
決済者が短時間で最適な決済ができること
です。なのでやり方&方法は意識しなくてよいです
本質のみを意識するようにしてくださいね^^
電子入札時の注意事項
つぎに3つめの小テーマは「電子入札時の注意事項」です
現在の入札システムはほぼ「電子入札システム」に移行していると思います
(現在も紙入札の方はゴメンナサイm(__)m)
なので「電子入札システム」の注意事項を解説していきますね
ここでの注意事項は単純に1つです。それは
特に要注意は入札価格の
「0」の数に要注意です!!!
例えば:1億5,000万円を
「15,000,000」
入力ミスで「1,500万円」で入札し失格
いやいやまてっ!
そんなアホなっ!!!
そこでぼくの回答ですが
そんなアホなと思うでしょ?
それが人間ミスするんですよ
先ほど解説したようなミスをね!!!
そこで対策は
ヒューマンエラー防止のため必ずダブルチェックしてください
入札時は絶対に1人ではしない
入札は必ず2名以上で行う
電子入札システムの最終送信のボタンを押す前に一旦印刷をおこない
ダブルチェックまたはトリプルチェックの後に最終ボタンを押してください
ここでの「ミス」は本当に命取りです
⑧落札
さいごに「⑧落札」について解説していきますね
見事に落札できた場合は
電子入札システムにて「落札者決定通知」を確認しましょう
つぎに発注者側の契約課へ出向き契約に必要な書類を確認します
この時に押さえておきたいポイントは
です。これはなぜか?
理由は、「竣工時の工事点数UPをはかるため」です^^
「率」で購入しないのであればどのように対応するかというと
労務計画表を作成し総人数を算出
してください^^
その際のコツは「率」で購入した時と同程度の人数にしておく
「率」「労務計画」どちらで算出しても同程度の枚数がベストですね♪
おわりに
今回は積算シリーズの最終回として
「第3回 入札」を解説してきました^^
「積算」業務をかなり僕視点で体系的に解説しました^^
分かりずらかったところはブログやYouTubeを見返していただき復習するとともに
追加で積算基準書や発注者へ情報公開請求をおこなって知識を深めてもらえればとスキルアップにつながると考えています
積算が見事に的中し「落札者決定通知書」を受信しましたっという報告を心待ちにしております^^
ではまた次回のブログでお会いしましょう♪