はじめに
今回は
「土木の積算とは?_基本を解説」
を解説していきます^^
今回は
土木業界にはいって1年目の人にも
わかるように噛み砕いて
解説していきます♪
ベテランさんも言葉の意味等の
基本をおさらいするつもりで
読んでいってください!
解説する視点は
民間の建設会社に勤める技術者視点で
公共事業の入札を対象にして
解説していきますね♪
メインのテーマは
土木の積算とは?
①そもそも積算とは?
②積算と見積の違いは?
③なぜ積算が必要?
④技術者視点で積算スキルを学ぶメリットは?
⑤今後の積算は?
以上、5つのテーマにわけて解説していきます
お金の計算、土木でも大事ですっ!!!
いやいやまってくださいよ
若手は積算を
勉強しなくてもよいのでは?
なるほどっ!
そこで
ぼくの考えですが
若手も積算を
勉強することに賛成派です!
技術者としてお金の計算
いわゆる原価管理のスキルは必須です
今後の成長に積算スキルは
必ず役立ちます
歩掛や施工パッケージを理解することで
工程や施工計画、労務計画
材料の手配計画を立てやすくなるなど
メリットはたくさんあります
ということで
若手技術者も時間をみつけて
積極的に積算を勉強してほしいと考え
積算の基本部分用として
このブログを読んでもらえればうれしいですっ!!!
肩の力を抜いて見ていただければと思います
土木の積算とは?
では早速お話していきましょうっ!
①そもそも積算とは?
1つめは
「①そもそも積算とは?」
をお話していきます!
結論からですが
そもそも積算とは
公共工事において工事の費用を算出すること
になります
理由ですが
公共工事の原資・元になるお金は税金
だからですね(-_-;)
なので
決められたルールに基づいて
工事の費用を算出していかないと
アカンってことですねっ!
では具体例をあげて
お話していきましょう
まず概要ですが
工事費用を算出するには
どのような項目で計算するか
ルールで決まっています
かなりざっくりですが
順番にいきますとっ!
工事費
工事費は
下記2つの項目にわけられます
実際の工事費
消費税
実際の工事費
実際の工事費は
下記2つの項目にわけられます
直接工事費
間接工事費(いわゆる経費)
直接工事費
直接工事費は
下記2つの項目にわけられます
歩掛
材料費
歩掛
歩掛は
下記2つの項目にわけられます
人件費
機械他の費用
いやいやまってくださいよ
いきなり「歩掛」
ってなんですか?
よい質問ですね!
そこでぼくの回答ですが
まず歩掛とはですが
一つの作業を行うのに
必要な手間を数値化したもの
になります
これでもちょっと
わかりにくいので
もう少し具体例をあげて
簡単に言うと
- コンクリート打設するのは1日に200m3ぐらいだよね
- 大工さんが型枠を組み立てれるのは1日で50m2ぐらいだよね
- バックホウの重機が1日で掘削できるのは300m3ぐらいだよね
とう感じで
国土交通省の場合は
土木・電気・機械設備等の
「標準歩掛」
というのを定めています
歩掛の考え方については
ここでお話ししだすと
長くなるので
興味ある方は下記↓のURLより
参照願います(^^♪
まとめると
積算は
第三者から見ても
検証・チェックできるように
内容と項目が見える化されている
と理解してくださいね!
②積算と見積の違いは?
2つめは
「②積算と見積の違いは?」
についてお話します!
結論からですが
- 積算は「工事の予定価格を算出すること」
- 見積は「工事を施工するとき実際の費用+利益を足したものを算出すること」
理由は
「積算」って言葉は
建設業界の専門用語なので
目的が違うってことになります^^
いやいや
まってくださいよ!
何言ってるか
不明ですわっ!
なるほどっ!
では具体例をあげて
解説しますねっ!
積算
まず「積算」って
言葉の意味からですが
基本は公共工事の
入札の時にしか使用しない
言葉になります!
意味は
入札時の情報をもとにして
発注者が決定している
「予定価格」を算出する
この予定価格を予想するために
積算をおこなうって流れになっています
発注者目線でいくと
この予定価格を入札前に
算出する作業が
積算って意味になりますね^^
見積
つぎに「見積」の意味ですが
建設会社にかかわらず
すべての民間会社は
お客さんに価格を提示するとき
作成するのが「見積」になりますね♪
その内容は
実際にかかる費用+利益を足した金額
を見積金額として算出して
提出するって意味になりますね♪
③なぜ積算が必要?
では3つめの
「③なぜ積算が必要?」
についてお話しますね♪
ここも結論からですが
公共工事のお金の透明性・見える化のため
になります
この理由は
繰り返しになりますが
公共工事の原資は税金のため
下記↓の決められたルール
- 土木工事積算基準
- 標準歩掛
にそったお金の計算が必要だから
になりますね^^
具体例をまじえながら
お話していきましょう♪
まず
公共工事ってことなので
全国でいろいろな
- 国交省の出先機関
- 都道府県等の地方自治体
- 市町村などなど
役所がありますよね
その役所ごとに
バラバラの考えで
「積算→予定価格を決定」
してしまうと
財源は同じ税金なのに
不公平が生じますよね???
そこでっ!
一定のルールに基づいた
「積算」が必要になってきます!
いやいやまってくださいよ
さっきの役所以外にも
ネクスコや公社、URなど
ありますが
それはどうなってますの?
なるほどっ!
えぇ質問ですね!
回答していきます
質問の団体も
それぞれ標準歩掛をがあります
国交省の標準歩掛と
比較すると違いはありますね
でも基本的な
考え方や求める内容は
同じ方向を向いていると
僕は考えています
という感じで
税金を投入された
公共工事という視点でも
問題はないよねって
役所側、行政も判断していると
僕は考えていますね^^
④技術者視点で積算スキルを学ぶメリットは?
つぎに4つめの
「④技術者視点で
積算スキルを学ぶメリットは?」
についてお話していきましょう!
結論からですが
積算スキルを学ぶと
「原価管理・工程管理・労務管理の
3つを一度に勉強できる」
からになりますね!
まぁ理由は
積算を学ぶと
工事全体を俯瞰的に見ることが
できるようになってくるからですね♪
その部分を
具体例をまじえてお話していきましょう!
まず
技術者が積算スキルを学んでいくと
繰り返しになりますが
原価管理・工程管理・労務管理・
施工計画、材料の手配等々
のスキルを学ぶことになります
それは積算の中にこれらの
項目・要素が入っているからですね
例えば
- 各工種の単価を把握できる
- 日当たり施工量を把握できる
- 必要な職人の種類や材料のロス率なども把握できる
などなど
実際の現場で
活用できるいろいろな事が
積算から学べますね^^
⑤今後の積算は?
では最後の
「⑤今後の積算は?」
についてお話します^^
結論からですが
積算ソフトで全自動計算の時代になる
になりますね(^_^;)
理由はですね
主要な積算ソフトメーカーから
全自動のソフトが発売され始めたから
になります(^_^;)
意味不明なかたもいると思いますので(笑)
具体例をまじえながら
お話していきましょう
ぼくは以前より
(株)ビーイングさんの
「Gaia10」
を使っていますが
先日、HPを見ていると
新しく
が発売になったようです
ぼくは
ぶっちゃけ1ユーザーですので
このソフトを
どうこう言える立場ではありませんが
すごいと感じたところは
積算が「全自動」って
ところなんですよ
実際にさわったことがないので
あくまでも予想ですが
現状の積算精度は
まだまだかなぁ〜
と想像してます(^_^;)
(ビーイングさん、スイマセン、、、)
しかし
ある程度の時間が過ぎて
データを蓄積できると
かなりの精度向上が
期待できるのではないか
とかって想像しています(笑)
理由は
クラウドです
全自動で積算した結果が
クラウド上で管理できる
これはアメリカ企業のGAFAが
行っている手法と同じだからです
みなさんもスマホやパソコンで
各個人へ的確な広告が
手元にきていると思います
その手法を用いていると
かってに想像していますので(笑)
今後、ある程度の時間が過ぎれば
かなりの精度が出て
どの建設業者でも
ほぼ誤差なく
予定価格が算出できるようになるんちゃうかな〜?
と想像してます^^
いやいやまってくださいよ
それであれば
もう積算勉強しなくて
よいのでは?
なるほどっ!
そこでぼくの回答ですが
回答は「NOっ」ですね!
繰り返しになりますが
積算を勉強することで
原価管理・工程管理等々の
さまざまなスキルが習得できます
全自動になるから
といって勉強しなくてよいのであれば
スキルの無い技術者になってしまいますよね(-_-;)
全自動で積算は
コンピューターがしてくれるが
仕組みや理屈、理論は理解している
この状態がベストの技術者とぼくは考えますね!!!
おわりに
今回は
「土木の積算とは?_基本を解説」
してきました^^
土木業界にはいって1年目の人にも
理解できるように
と考えて
かなり噛み砕いて
お話したつもりでしたが
いかがだったでしょうか?(笑)
積算って
基本はスキルある人や
経営者側の人が
行う場合が多いかもですね
しかし
ぼく個人的には
若い技術者の方にも
積算をしっかり勉強してもらうことで
結果として
良好な工事管理ができると考えています♪
お金の計算、土木でも大事ですよね^^
ではまた次のブログでお会いしましょう♪
ではでは