はじめに
きょうはぼくが若手時代に
図面の種類がいっぱいあってようわからんっ!
と感じた
図面の書き方・まとめかた 3選!!
〜変更図・出来形図・完成図〜
を【前編】【後編】の2回に
わけて解説します!
今回は【後編】のブログになります^^
もしまだ【前編】を読んでいない人は
下記バナーからさきに【前編】を読んで
もらったほうが理解が早くなります^^
ではさっそく【後編】の解説にいきましょう!
図面の書き方・まとめかた 3選!! 〜変更図・出来形図・完成図〜
③3つの図面を書くときの注意点は?
では変更図・出来形図・完成図
それぞれごとに注意点を解説していきます♪
変更図
まずはじめに変更図のサンプル図をみてもらうと
↑こんな感じの図面になります♪
このサンプル図をふまえて
変更図を作図する際の注意点は
バツ×マークの使い方!
になります♪
サンプル図でいうと
バツ×マークをしている箇所が
当初設計になっています
また
×マークのことを「見え消し」といいます
見え消しをする意味は
×の部分を全部削除・消してしまうと
当初や以前にどのような計画であったか
第三者には判断できなくなるからです!
見え消しがあることで
「あっなるほど!ここが変更になったんだな!」
と理解できるようになります♪
いやいや
まってくださいよ!
業者が勝手に
見え消ししたら
アカンでしょっ!
なるほどっ!
ぼくの回答は
勝手に見え消しを入れるのはダメですね^_^;
変更図はあくまでも
結果を図面に表現しているだけですので
設計を変更する場合は必ず発注者と
「協議」のおこなって
「指示」をもらってから変更になります
それ以外では
発注者から
いきなり「指示」がくる場合もあります♪
とにかく
受注者が勝手に
変更はできないと理解しておいてください!
ここまでは変更図を作図する際の
注意点について解説してきました♪
出来形図
2つめは
出来形図を作図する際の
注意点を解説していきます♪
まずはじめにサンプル図をみてもらうと
↑こんな感じの図面になります♪
このサンプル図をふまえて
出来形図を作図する際の注意点は
- 出来形成果表との整合
- もちろん出来形なので現場とも整合させるのも必須
たとえば
A君とB君が現場を測量してきて
A君が出来形図
B君が出来形成果表
というように手分けして
作図及び書類を作成する時に
不整合がよく発生します(;´Д`)
なので対策は
現場事務所で作図及び書類作成時
お互いマメにチェックしないながら
すすめるように心がけてください!
竣工検査の直近になって
不整合が発覚すると
かなり焦りますので注意してください!
また出来形図は
むかし「朱書き」と言われたほどなので
通常は「赤色」のレイヤーをCAD上に追加して
別途作成・書き込むようにしてください!
既存のレイヤーに加筆するのは厳禁です!
ここまでは出来形図を作図する際の
注意点について解説してきました♪
完成図
最後の3つめは
完図図を作図する際の
注意点を解説していきます♪
まずはじめにサンプル図をみてもらうと
↑こんな感じの図面になります♪
このサンプル図をふまえて
完成図を作図する際の注意点は
出来形図が完成してから完成図を作成しましょう!
あたりまえと言えば当たり前のことです^^
逆に言うと
出来形図がおわらないと完成図ができません!
なので
竣工検査前!
最後に作成する図面は完成図になります!
完成図は
工事完了後も維持作業や次回工事等にも
利用される重要な図面です!
誤字脱字のないように
ダブルチェック以上で確認してください!
さきほど言いましたが完成図は最後に作図します
という事は
作図のタイミングは
竣工検査前ギリギリの可能性も大です(笑)
あせって間違える可能性も大です(笑)
ぼくもやらかした経験は多々あります(;´Д`)
くどいようですが
焦らずダブルチェックしましょう!
ここまでは完成図を作図する際の
注意点について解説してきました♪
おわりに
今回は
図面の書き方・まとめかた 3選!!
〜変更図・出来形図・完成図〜
の【後編】の解説をしてきました♪
「なぜその図面が必要なのか?」を
イメージしつつ作図すると勘違いや間違いを
ゼロに近づけることができます!
作図する内容は現場で測量したことなので
焦らずにコツコツとかきあげていきましょう!
また次回のブログでお会いしましょう♪
ではでは