はじめに
今回は基本に戻った内容です^^
この動画を撮っているのは
10月下旬なのですが
9月10月から
新しい工事がはじまった人
今からはじまる人が多いと思います!
そこで1つの土木工事を題材にして
全体の流れを把握できるように
解説していきます!
もちろん工事点数を意識した内容で
すすめていきます♪
まず視点と条件は
民間の建設会社に勤める
中堅・若手の土木技術者の視点で
公共土木工事(道路・河川)を施工する
という条件で解説していきます♪
土木工事のすすめ方
①:受注~着工まで
②:着工~中間検査まで
③:中間検査~竣工検査まで
いやいやまってくださいよ!
そんなもん受注者によって
マチマチちゃいますの?
なるほどっ!
そこで回答です^^
まぁマチマチですね(笑)
しかしそれぞれの段階で
「これは押さえておいてほしい!」
っていうところがあります!
全体の流れをみながら
要点をおさえて解説していきます♪
アタマを柔らかくして
楽しみながらご覧ください!
土木工事のすすめ方
①:受注~着工まで
まず結論は
徹底的に予測して対応
理由は
予測せずに行き当たりばったりではろくな結果ならないから
具体例をまじえながら解説すると
まず受注~着工までの内容は
以前YouTubeのにて解説していますので
お時間ある方は是非参考にしてみてください^^
この動画の内容をざっくりですが紹介すると
①施工計画書
②基準点測量
③各管理者との打ち合わせ・立会・協議
④実行予算
⑤道路使用許可申請書
⑥施工体制台帳及び体系図
⑦型枠支保工及び足場設置届
⑧材料承認願
⑨地元対応
⑩産業廃棄物処理関係
こんな内容の解説をしています!
今回はその10個に
もうひとつ追加したいと思います!
それは
設計照査と詳細設計業務資料を貸与してもらう
設計照査と詳細設計業務資料を貸与してもらう
です^^
いやいやまってくださいよ!
設計照査と設計業務が予測と対応となんの関係があるんですか?
なるほどっ!
そこで回答です
なるほどっ!
それはそうですね^^
もう少し丁寧に解説すると
まずそもそものお話で
設計照査と詳細設計業務を
簡単に解説すると
設計照査とは
- 設計図書や現場で疑問に思うことやおかしいところを
- チェックして書面で受注者から発注者へ提出する書類
詳細設計業務
- 受注した工事を以前に設計コンサルタントさんが
- 構造や法令に合致するように構造計算や検討した書類をまとめたモノ
簡単ですがこんな感じです!
いやいやだから
なんの関係があるんですか?
なるほどっ!
そこで回答です!!
この詳細設計には
現場の構造等についていろいろ検討した際の
ヒントが記述されています!
そのヒントを工事着工前に
現場技術者がきちんと把握しておく事が
非常に重要です!
例えば
法面工で鉄筋挿入工が計画されていたとします
- 設計の土質はどんな土質で
- 円弧滑りはどのような計算で
- 施工後の引抜試験はどのような条件で
設計されているかは
すべて詳細設計に記述されています!
この内容を把握して現場着工すると
- 施工中に設計とは違う土質になったり
- 設計条件とは違う環境になったり
してもすぐに気が付くので
現場対応が非常に早くなり結果
現場がスムーズに進捗するってことになります
こんな感じで
設計図書以外の詳細設計まで把握することで
現場を広い視野でみることが可能になります!
広い視野をもつためには
徹底的な準備が必要ってことですね ♪
以上ここまでは「①:受注~着工まで」について解説しました!
②:着工~中間検査まで
まず結論は
中間検査までの施工管理が点数の8割
理由は
竣工検査は
中間検査結果に引っ張られがちだから
具体例をまじえながら解説すると
結論を要約すると
着工~中間検査までの出来が
最後の工事点数へ大きく影響する!!
ってことですね^^
なので工事前半部分・スタートダッシュの
施工管理がめっちゃ重要だよねっ!
ってことになります!
ここからは
書類と現場の2つにわけて解説します♪
書類
基本姿勢は
発注者から言われる前に作成して提出する!
逆に
「発注者から言われてから対応する」が
一番アカンと思ってください!
基本なんでも主体的に先手先手で対応する!
ですね^^
施工前半で作成する主な書類は
- 工事打合せ簿(指示・通知・協議・提出・報告等)
- 工事履行報告書・週間工程表・休日作業届等
- 段階確認・立会願
- 工事写真整理
- 日々の出来形管理及び品質管理
- 施工体制台帳・体系図の追加修正
- 材料承認願の追加
- 地元及び各関係者との立会及び立会打ち合わせ調書
- 安全管理等
- 産廃関係の対応
- 創意工夫
いやいやまってくださいよ!
創意工夫は最後でええのとちゃいますの?
なるほどっ!
まぁそう思いますよね^^
でもぼくのおススメは
施工中に作成開始しておくです!
理由は
計画した創意工夫がパッとしなくても
施工中であれば追加・修正できるから
になります^^
経験上、竣工間際に創意工夫をまとめていると
気が付くんです、、、、、
あ~この創意工夫パッとせんな~〜〜
と(笑)
なので施工中にまとめ始めると
追加や修正が可能なので
おススメです^^
少しでも竣工間際に書類を少なくしましょう♪
現場
基本的な方向性は
現場は施工計画書どおりにいかない、、、
そう!
現場は生きています!
なので
練りにねった施工計画書であったとしても
そのとおり施工できないって事が
ザラにあります!
また
最近は気候変動の影響もあり
「雨」「雪」の影響で
施工が遅れるなどは日常茶飯事です(T_T)
なので日常業務の中で
計画どおりにいかない前提で
施工管理するように心がけましょう!
また
現場初期はよくトラブルに遭遇します
例えば
- 地元さんから「工事始まって振動騒音がうるさいい」
- 河川や水路へ濁水等が流れる
- 施工業者さんから「施工ヤードが想定より狭い」
などなど現場のトラブルを揚げ出すと
キリがありません^^;
トラブルと
自分自分のテンションも下がりますしね、、、
そこで
1つ頭に入れておいてほしい事があります
それは
トラブル発生時
工事評価とゆう視点ではマイナスでが、、、
別の切り口もあるってことです^^
それは
トラブル時の対応・対処を
発注者は逐一見ているってことです!!!
トラブル発生時、冷静に現場をみて
的確な対応ができれば
マイナスどころかプラスになる!
とぼくは考えます
なのでトラブル発生時は
決して落ち込むことなく
いつも以上に
冷静かつ迅速な対応を心掛けてください^^
以上ここまでは「②:着工~中間検査まで」解説しました
③:中間検査~竣工検査まで
結論は
つねに竣工検査を意識すること
理由は
この時期が一番気が抜けるから
やはり人間なので中間検査が過ぎると
気が抜けます^^;
なので
中間検査以降は常に竣工検査を意識することで
自分自身の緊張感をキープすることを
心掛けましょう^^
書類
まず
「ゴールを設定する」
ですね^^
パソコン内に竣工検査用のフォルダを作成し
そこへ格納していきましょう!
ポイントは
日々の書類と竣工書類用を
一緒にするってことです
別々にすると
竣工時にまた整理・まとめが発生するので
時間がかかります
そこで
日々の書類と竣工書類を合体させて
毎日コツコツ積み上げていきましょう!
これを意識するだけでも
最後の整理がかなり楽になります^^
工事書類作成関連のブログは
いつくかありますので
下記↓のあわせて読みたいから
飛んで読んでみてください^^
追加でのポイントですが
電子及び紙にかかわらず
どの書類にも鑑・総括表を作成する
これは
チェックする側の人(検査官及び今後維持管理でその書類を見る人)
への配慮です!
書類を作成したあなたは
どの部分に何が記述されているか
わかっていますが
チェックする側の人はまったくわかりません
なので
1つ1つの書類、例えば品質管理ならば
- どこに生コン関連の書類が
- どこに盛土関連の書類が
記述されているか
「目次」を都度作成しましょう!
ってことです
これ意外とできてない人が多いです^^
常に相手のことを思う
「目配り気配り」の精神でまとめましょう ♪
現場
事故・ケガを防ぐために整理整頓!
工事中盤から終盤は工期が迫ってくる緊張から
現場が錯綜しがちです、、、
その結果、、、
現場内が散らかっていき、、、
雑然とした現場内で作業すると
思わぬことが発生します、、、
なので終盤の現場では
週に1度は絶対に
整理整頓・片付をおこなって
未然に事故・ケガを防ぎましょう!
めちゃくちゃ当たり前のこと言ってますが^^;
人間、期限が迫ってくると
当たり前のことが
できなくなるので
絶対に頭の中に入れておいてください!
以上ここまでは
「③:中間検査~竣工検査まで」
について解説しました!
おわりに
今回は
土木工事のすすめ方について
解説してみました!
完全にぼくの主観ですが(笑)
参考になるはずです^^
このブログを読んだ感想を
是非Twitter等で教えてください^^
今後のブログ作成のヒントに
させていただきます!
ではまた次回のブログで
お会いしましょう!!!
ではでは